一球目を撃ち抜いた瞬間に、再びクラブヘッドを見直してしまうほどの、ボールを押し出す強烈なヘッドのパワーをゴルファーは感じるだろう。バックフェース部分に象とられたハニカム構造は、高剛性と衝撃吸収性を両立させ優れたボールの捉まりと、ボール初速を向上させる役割を果たしている。弱いスライスボールという言葉は、このヘッドとは無縁であることは打てばわかるだろう。さらに、これまでよりセミカップフェース構造の面積を25%拡大させることで速いボール初速を実現した。センターヒット時のバックスピン量はこれまでのモデルに比べて約500回転から700回転ものバックスピン量を抑制させることができ、低スピンの強い弾道が現実のものとなる。オフセンターヒット時にも極端なサイドスピン量そしてバックスピン量の増加を防ぎ、ボールが狙ったターゲットを大きく外れることはない。芯を喰らった打感は、これまでよりもボールを鷲掴みしたように柔らかく、ボールを弾き出す時の感覚は、爽快でどこまでも飛んでいきそうな手応えが残る。まさにそれは、進化したバルド打感と言えるだろう。バルドコルサ438はヘッド体積440ccのボディーでバルド史上最もディープなフェース高となっており、アドレスした瞬間に強弾道をイメージさせるボディーシェイプとなっている。